アウトソーシングの拠点として八戸の強みとはなんなのか

八戸へアウトソーシング

昨日たまたま、沖縄でアウトバウンドのコールセンターをやっている社長と飲んだんですよね。

そこでふと「八戸ITテレマーケティング未来創造協議会」の話を思い出したので、今日はアウトソーシング拠点としての八戸について触れていきたいなと思います。

目次

いわゆる労働集約型ビジネス

労働集約型ビジネス

地方で手っ取り早く雇用を増やすには「労働集約型ビジネス」をどんどん誘致していくと、あっという間に雇用が生まれます

地域によっては立地協定を結んで人件費を丸々補助してもらっていたり、事務所家賃や通信費の助成金などが用意されています。

昨日話していた会社なんかは、沖縄で事業所を開設する際にアウトソース元から先に拠点開設費用を一部貰っていて、さらに手厚い助成制度もあったみたいでかなりローリスクで事業を拡大できたようです。

もちろん労働集約型ビジネスの問題点は沢山あります。

単純にコストだけで見ると海外にアウトソースした方が安いですし、アウトソース元が縮小や倒産すると当然仕事も無くなります。

製造業の工場なんかも基本は一緒ですね。

アウトソース先としての八戸の強み

企業誘致イベントの「八戸セミナー」に参加して話を聞いたことがあるのですが、「日照時間が意外と長い」とか「都市圏へのアクセスがいい」とか八戸の強みは色々とあるんですよね。

ただし、他の地方都市にも電力が安いとか地震リスクが低いとかそれぞれ強みがあって、一概に優位性があるとは言えないんじゃないかなと思うんです。

また労働集約型のビジネスは実はどこでやってもメリットとデメリットがあって、実態はそんなに変わらないので、外部環境だけで差別化を図るのは難しいんじゃないかなと思います。

そうするとソフト面、つまり技術特化した人材や経験やノウハウの蓄積が必要で、例えばアウトソーシングでもリサーチビジネスなんかは八戸で伸びてますよね。

エンジニアリングなんかだとアプリ技術者なんかはどこにいっても枯渇してるので、そういった類に特化した人材育成に力を入れると面白いんじゃないかなと思っています。

人材育成と継続的な仕組みを構築

人材育成

石巻のイトナブなんかは全国的に見ても面白い取り組みだったと思います。

同じように八戸から優秀な人材が継続的に輩出される仕組みを作っていくと、それ自体が八戸の強みに繋がるんじゃないかなと。

単なるアウトソーシングの拠点で終わってしまうと、未来はあまり明るくないかもしれません。

しかし経験豊富な人材が沢山いたり特定分野に強みを持っていたりすると、それ自体が他の地域との差別化になるでしょう。

また、自分達でプロダクトを生み出せるようになってくると、八戸発のサービスがどんどん増えたりと様々な相乗効果があります。

自分もこれまでITやアウトソーシングのビジネスをやってきたので、おそらく八戸の産業に対して関わってくるところはこの辺なんじゃないかなーとひっそり思ってます。

アウトソーシングで雇用は生まれるけど、大事なのはそこから先の八戸発のビジネスを作り上げていけるかってとこすね

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